愛犬の社会化に失敗した私が気づいた本質|イエローリボン🎗️を活用した再社会化のリアル記録

犬育て

理解できていなかった犬の社会化の本質

社会化の本当の意味とは

愛犬を迎えた11年前、
私は「犬の“社会化”」という言葉を知りませんでした。

“100人100頭に合わせる“
“たくさんの環境に慣れさせる”

そんな話を聞いたとき
「もっといろいろな場所に連れて行けばよかった」
「我が家には少し足りなかったかもしれない」
そう感じたことを覚えています。

だけど当時の私では、
ドッグランに通い詰めて満足し、
大切な視点に気づけないまま
無理をさせて同じ結果
だったかもしれません。

数年たった今、
社会化の意味を改めて学び直す中で、
その定義への理解が大きく変わりました。

8歳を過ぎてから再社会化に取り組む中で、
社会化とは単に「慣れさせること」ではなく、
愛犬が 自らの力で対処できた経験を積み重ねること
ただ会わせるだけならできそうに思えたことが、
本当の社会化には時間がかかるということ、
それは「慣れさせる」のではなく
愛犬の成長に合わせて観察しながら
育んでいくものなのだと気づいたのです。

その理解が深まるにつれて、
我が家の取り組みも変化していきました。
そして、再社会化を進めるためには、
周囲の方の理解と配慮が欠かせない
これまで以上に感じるようになったのです。

そして多くの方に“協力して欲しい”という思いを伝える
その目印にyellow ribbon🎗️はとても有効な存在でした。

イエローリボン🎗️(Yellow Ribbon)は、
周囲に配慮をお願いするための目印です。
黄色いリボン🎗️を見かけたら、そっと距離をとる思いやりを。
このサインについて詳しく知りたい方はこちら
https://ribbondog.base.shop
https://minnano-ribbon.themedia.jp

イエローリボン🎗️を知った時の葛藤

愛犬の困った行動が深刻になってから
イエローリボンドックプロジェクトと言う活動を
初めて知りました。

この活動を知った私が最初に感じたのは
“近寄らないで”ほしいというメッセージが

うちのコ“噛みつきますよ”
うちのコ“危ないですよ”

そのような強いメッセージとして
伝わってしまうのではないかという戸惑いでした。
大切でかわいい愛犬のイメージとのギャップに、
使用をためらっていたのです。

当時の愛犬は
突進と爆吠えを繰り返しており、
もしその興奮状態でいる時
手を伸ばして近づかれたら
噛みつくかも知れない。
そんな状況でした。

それでも私は、
「本当は穏やかで優しい子だ」と信じていたため、
現実を受け止めきれずにいたのです。

しかし結果としてイエローリボン🎗️を利用して
本当に良かったと感じています。

用意した環境でのトレーニングと日常の環境

人も犬も大の苦手になってしまった愛犬。
一時は、挨拶の発声すらかき消されるほど
突進と爆吠えの日々でした。

その外部での困った行動を改善するために

・プライベートレッスン
・合同トレーニング
・環境を整えたお散歩会
・友人との散歩練習

さまざまなことに取り組みました。
そんなとき、専門家の方との会話の中で

用意した環境と日常は、犬にとって
別ものと認識している可能性がある」

という改善のキーとなった言葉を頂きました。
この言葉をきっかけに、
「行動を変えること」に必死だった自分の足を一度止め、
日常の環境そのものを見直すようになりました。

振り返ると、
特別なトレーニング環境と日常生活では
確かに大きな違いがありました。

日常の環境が安心・安全だと感じられた事により
警戒する必要がなくなり
その先に良い経験を積み重ねていく環境が生きてくる。
順番としては、その方が自然なのかもしれません。

こうして我が家の取り組みは
トレーニング」から
本当の意味での「再社会化」「犬育て」
変化していったのです。

イエローリボン🎗️を有効活用するために

イエローリボンに込められた思いには
様々な近寄らないで欲しい理由があります。

我が家の愛犬にもリボン🎗️を付け
その意味や意図を周囲の方に
丁寧に伝えていきました。

私から直接お願いをさせて頂いた数人の飼い主さま方から
多くの愛犬家の方々伝わり、知っていただき、
たくさんの飼い主さんや犬たちに
協力してもらえたことで、
愛犬は少しずつ
「吠える」以外の行動を選択できるようになりました。

まだ十分に広まっているとは言えない活動ですが、
意味のあるものとして広げていきたいと思っています。
協力する側・される側の双方にとって
分かりやすい目印として
有効だと感じています。

今もゆっくりと穏やかに
「大丈夫だった経験」を積み重ねている愛犬の姿を見て、
安心できる環境にいることを実感しています。

飼い主が思う安心と愛犬が感じる安心の違い

以前の記事
愛犬の突進を生み出した本当の理由で書いたように
愛犬はこれまでの経験から
多くの苦手を抱えていました。

そっと近寄ることも
そっとしゃがんでもらっても
優しく手を差し出してもらっても
苦手は強まるばかり。

その苦手を“大丈夫だった経験”で塗り替えるため、
周囲の方に次のような配慮をお願いしていました。

・目を合わせない
・手を伸ばさない
・正面から近づかない

一見、ささいに思えることでも、
警戒心が強い愛犬にとっては
大きな安心につながる関わり方でした。

場面によって細かな配慮にも協力頂き
安心できる環境だと認識してから更に
愛犬が自ら興味をもって近づくようになるまで
本当に長い時間がかかりました。

しかしそれこそが、
根本改善に必要な時間だった
のだと思っています。

我が家の場合、悪化が大きかったため、
とても繊細で十分な配慮が必要でした。
この経験を通して愛犬への理解が深まったことは
とても大きな学びでした。

人間同士なら仲良くなったり打ち解けるまでに
少し時間がかかるもの。
それは犬同士もきっと同じだと気づきました。
イエローリボン🎗️が広まり、
犬社会のマナーとして認識されたら
怖がりなコも、遊びたいコも、
無理をしなくていい環境が当たり前になり
困った行動に発展する前に、
防げることが増えると感じています。
“環境が変わる”だけで穏やかになれることを、
私は何度も実感してきました。

犬に配慮した関わり方が広まると
怖がりなぼくたちの安心が増えていいね。

イエローリボン🎗️の認識が広まるといいよね。

この記事は、いち飼い主としての私の体験談と主観で書いています。
特定の方法や取り組みを否定したり、誰かを責める意図はありません。
ひとつの体験談として受け取ってもらえたら幸いです。

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