犬が苦手で吠えてしまう愛犬に対して、
「しつけが必要なのでは?」と悩んでいませんか?
私自身も、同じように悩み、
さまざまなしつけ方法を試してきました。
しかし、犬の行動の仕組みを知ったことで、
これまでの見方や関わり方が大きく変わりました。
この記事では、犬が苦手で吠える理由や、
そこから見えてきた新しい考え方をお伝えします。
犬のしつけ方法に迷っている方の参考になれば嬉しいです。

犬が苦手で吠えてしまう愛犬の行動は、
実は「しつけ不足」では説明できないものでした。
これまでの“当たり前”とは違う、
やさしくて地味な方法で、ちゃんと結果がついてきました。
トレーニング方法を選ぶ時、
ひとつの選択肢として知ってもらえたら嬉しいです。
科学的根拠に基づくトレーニングとの出会い
悪化した愛犬を目の前に、今後どうしたらいいのか
途方にくれていたある日
情報探しのキーワードが「従わせるしつけ」から、
“犬のきもち”へと変わっていきました。
厳しいしつけのトレーニングを
愛犬はどう感じているのだろう。
厳しさがあっても、
それを“わかりやすい”と受け取っているのか。
そもそも犬たちは、
その関わり方を幸せと感じているのか。
そんな疑問が生まれたことが、きっかけでした。
そのふとした思いから検索してみたことで、
「科学的根拠に基づいたトレーニング方法」の記事に出会ったのです。
トレーニングのこと に書いた
2,行動の仕組みをもとにした ★★★☆☆
飴と飴なしや飴だらけのポジティブトレーニング
関係崩壊はなくとも悪化の可能性は秘めていた
この行動の仕組みをもとにしたトレーニングは、
困った行動を改善していくための土台となる部分で
知らないままでいるよりも、
知ることで理解が深まり、
日々の犬との関わりにも役立つ学びでした。
しかし、すでに困り事が多かった我が家の場合、
この方法(やり方)だけではうまくいなかったのも事実です。
どんなに理論的であっても、
“盲信してしまうこと”には注意が必要だと感じました。
その過程についても、
正直に記録していきたいと思っています。
犬が苦手で吠える理由|行動の仕組みを知った時の衝撃
良い行動も困った行動も
すべては「経験から」作られていく。ということでした。
他犬が苦手だった愛犬の場合、
犬がきた→吠えた→いなくなった(通り過ぎた)
この吠えたらいなくなる経験を繰り返すことで
「吠える」行動が少しずつ増えていく。
さらに、滞在時間が長くなるような環境が続くことで
犬がずっといる→強く吠える→いなくなった(通り過ぎた)
という流れで
“より強く吠える”行動が増えていく。
このように科学的な“根拠に基づいた“分析を行い
介入ポイントを探っていく。という話しでした。
え……。ちょっと待って。
相手を下に見ているとか
飼い主を守るためとか
指示が聞けてないとか
“しつけ”ができていないとか。
そういうことじゃないのーーー? (゚∀゚)
この行動の仕組みを初めて聞いた時の私は
鼓動が高鳴り、同時に呆然とし、
なんとも言えない気持ちになっていました。
これまで、
「犬はこうやって“しつけるもの”」
そう、信じて関わってきた私にとって、
この時受けたセミナーは大きな転機となり
目の前がぱっと明るくなるような、
霧が晴れていくような、
やっと先が見えた気もちになり、
食い入るように夢中になり
長丁場のセミナーはあっという間に感じました。
それと同時に、
これまでのトレーニングに費やした時間、
使ってしまった愛犬の大切な時間。
それはもう取り戻せないのだと思うと、
強い後悔が込み上げてきたのを覚えています。
どうか、同じ思いをする人が、
一人でも減りますように。
そんな思いが今、
この手を動かしているように思います。
ここから、私の犬育ては大きく方向転換していったのです。
この方法なら間違いない!科学が証明してるんだもん!
この頃の私は、
「この行動の仕組みを知れば、
どんどん問題は解決して、みんなみんなHAPPY!
になれるじゃん!早く早く広めなきゃーーー!!!」
そんなふうに思ったことを覚えています。
「さぁ!ここからもう改善は向かう明るい未来しかない!」
そう意気込んで、
新たなトレーニング方法で再スタートしました。
それは
“従えるコに”するためのトレーニングを始めてから
1年1ヶ月経ったころのことでした。
以前よりも気持ちはずっと軽くなり、
日々が楽しくなっていったのを覚えています。
このあと訪れる「悪化」と、
「科学だけでは立ち行かない現実」に直面するまでは。
吠える犬と向き合って気づいたのは飼い主力
行動の仕組みを知り、たくさんの専門用語と、
実際のトレーニングを照らし合わせながら、
必死に学んでいきました。
でも今、振り返ってみると
素人の私が正しい知識を正しく覚えようとするよりも、
愛犬の様子から何かを汲み取るれる
「飼い主力」を育てるほうが、
私には合っていました。
それは
大きな問題に発展させない関わり方を考えられる
思考や捉え方のことです。
当時は、
いち飼い主が必死になっても整理できないほど、
専門用語が飛び交っていました。
今思えばあの頃は、
犬の世界における“過渡期のはじまり”を
目の当たりにしていたのかもしれません。
専門家の方々も飼い主への伝え方として
根拠のある“専門用語”を前面に出していたように思います。
もちろん、
飼い主側もある程度理解していたほうが
一見地味に見える方法にも意味を感じやすくなり
改善までの道のりを共有しやすいと感じています。
現在では、
多くの専門家の方が、よりやさしく、分かりやすい言葉に置き換えて
伝えてくださっているように感じています。
そして
その“やさしくて地味な関わり”こそが、
根本的な改善に繋がっていくこと。
そんな考え方が広まっていくといいなと思っています。
まとめ
行動分析学や動物行動学、そして動物福祉。
どこか難しそうに感じる“学問”ですが、
知らないより、少しでも知っていた方がいい。
そのくらいの温度感でいいと、今の私は思っています。
それでも、行動の仕組みを
「おもしろい」「もっと知りたい」と思ってもらえることや、
やさしくてあたたかい犬育てや、
一見地味で時間がかかりそうに見える方法にも
目を向けてみようかな、と感じてもらえるように、
我が家の経験が、
どこかで誰かの役に立てたら嬉しいです。
日常の中にある「困った行動」の悩みは
行動分析学・動物行動学・動物福祉を軸に、
発信されている専門家の方の情報に触れてみることをおすすめします。
そして、何度もお伝えしてきましたが——
主従関係で従わせる、
無理に分からせる、
諦めさせる。
そうした「すぐに変わる」ように見える方法は、
一時的な変化の裏で、
悪化のリスクを大きく抱えている場合があります。
だからこそ、
慎重に選ぶことが大切だと、私は感じています。

「ぼくが吠える=しつけができていない」
あの頃のママはそう思い込んでいたよね。

昔のママに違う視点があることを教えてあげたいね。
この記事は、いち飼い主としての私の体験談と主観で書いています。
特定の方法や取り組みを否定したり、誰かを責める意図はありません。
ひとつの体験談として受け取ってもらえたら幸いです。


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