犬が散歩で引っ張る・歩かないのはわがまま?愛犬の不安に気づいて変わったお散歩の話

捉え方

今回は、愛犬との「お散歩」をめぐる、少し遠回りしたお話です。

以前の我が家のお散歩には、
常にリードを引っ張る、途中で歩かなくなる、他の犬に吠えかかるなど、いくつもの困りごとがありました。

その行動をどうにか改善したくて、当時の私は、
「散歩は1日◯回、最低◯分」
「犬は人の横について歩けるようにしなければいけない」
そんな “ 正しい散歩 ” の形に、一生懸命合わせようとしていました。

どこかで耳にした情報や、専門家の方からの助言を頼りにしながら、
いつの間にか、愛犬の様子よりも、
“ 決められた散歩の形 ” や “ きちんと歩かせること ” ばかりを優先していたのだと思います。

でも、今振り返ると、必要だったのは、
基本に忠実になることでも、横について歩かせる練習を重ねることでもありませんでした。

まず大切だったのは、
愛犬の心に目を向け、安心して歩ける環境を整えること。

この記事では、お散歩を「ちゃんと歩かせる時間」から、
「共に楽しい時間」へ変えていくために、私が気づいた捉え方のヒントをまとめました。

情報の波に疲れてしまった飼い主さんの心が、少しでも軽くなりますように。

散歩中の困った行動は勝手やわがままではなかった

飼い主の手を焼く散歩は勝手な行動?

愛犬と楽しい嬉しいはずのお散歩が
飼い主の手を焼く散歩になっていませんか?

先をスタスタと行く散歩
歩かない散歩
立ち止まりが多い散歩

じゃれてカミカミしてくる
まともにまっすぐ歩かない
お散歩中の困った行動の色々。

リードや首輪やハーネスが不快で
気になっているのかも?
飼い主を遊びに誘いたいけど
その方法が分からないのかも?

それらの困った行動は “ 環境 ” が与える影響の可能性があって
必ずしも勝手な困った行動ではないという捉え方が鍵でした。

それは、飼い主を困らせたい行動ではなく、
不安・怖さ・不快感を、体で伝えてくれていたのかも知れないのです。

私が思っていた、
上下関係が必要で犬は言うことを聞けるコにしつけるもの。
その思考のままでは解決に至るのは難しかったかも知れません。

遠回りして時間がかかった我が家が
深く理解して腑に落ちた捉え方のひとつのおはなしです。

愛犬の行動を受け止めること

我が家の愛犬の場合、
とにかく勝手にスタスタと先を行く
マーキングも匂い嗅ぎもしない。
いつしかそんな散歩になっていました。

その様子を動物関係の職業の方々に話しても
「へえ〜、なんでだろうねぇ。。。」
そう特に異変と捉えることもなく、日々を過ごしてしまいました。

慣れない “ 環境 ” が行動に大きく影響している可能性は、
考えたこともなかったのです。

飼い主の私の頭の中には、

・犬って順応性が高く
・何でも平気!
・いつもポジティブ!

ただただかわいいを振り撒く動物なんだと思ってしまっていたことは
気付くのに時間がかかってしまった理由かも知れないです。

“ 怖がり” な愛犬の行動は
素直にありのまま表現されていた

そう気付いたことは
困っていた行動の改善に繋がる肝の部分です。

飼い主から見たら、とても小さなことが
愛犬にとってはとても大きなこと。

このちょっとしたすれ違い
とにかく我が家は多かったのかも知れません。

わがままではないし、勝手な行動でもなくて、
飼い主を下に見ているなんてこともない。

「何だか怖い、不安だよ、早く早くお家に帰ろうーーー!」
そんな思いだったのかも知れないと思っています。

同じように先を急ぐ行動でも、
わくわくや、楽しい興奮の場合もあるとおもいます。

困った行動だけを切り取った改善方法を試すのではなく、
愛犬の気持ちや暮らしの環境まで一緒に見てくださる専門家の方に相談できると、心強いと思います。

自宅まわりの散歩環境が、愛犬には怖かった?

飼い主の住む快適な環境が怖くて不安ってどういうこと?
昔の自分はきっとそう感じると思います。

私にとっては、いつもの住宅街。
でも愛犬にとっては、急に車が近づき、自転車が横を通り、人や犬が突然現れる、
緊張の多い場所だったのかもしれません。

愛犬が見て感じている世界を自分に置きかえて想像してみると・・・。

“ 同じ人間 ” の世界であっても慣れない環境下で、自分の言葉や思いが通じない状況は
怖さや不安が大きいはずです。

もちろん、何も不安なく新しい環境を「楽しめる」人もいれば、そうではない人もいますよね。
まさに十人十色。それは犬も同じなんだと理解できてよかった点でした。

飼い主である私が思考や捉え方を変え、愛犬が感じている世界を想像できたことで、
ようやく「うちのコに合わせた必要なサポート」ができるようになれたのだと思います。

専門家選びとしつけの盲信。我が家に起きていたすれ違い

トレーナーさんの指導

当時、最初に出会ったトレーナーさんの指導は、このようなものでした。
「犬を前や後ろに行かせないこと。必ず人の横について歩かせてね」

これが散歩の基礎であり、指示が常に聞けるようになれば、他犬へ吠えに行ったり、勝手な行動はしなくなるというお話でした。当時はそれを盲信してしまい、必死に練習していました。

その方法が合うコもいると思います。
でも、我が家の愛犬には、その前に “ 安心できる環境 ” が必要でした。

愛犬にとって “ それどころじゃない ” という環境下で
何か、いい学習が進むことはなく、
その時の不安な思いを汲み取ってもらえないままの散歩は、
分かってもらえなくてすごく困っていただろうな…と思っています。

言語を使えない愛犬は身体全体で表現し、飼い主へ感情を伝えてくれていた。

何も気づけなかった当時は、愛犬の感情を無視した対応になっていたことで
改善が難しかったのだと感じています。

トレーナーさんと同じようにできない理由

「トレーナーさんなら上手くできるのに、
日常で飼い主が同じようにできない」という話を耳にしませんか?
我が家もまさにそうでした。

その、魔法のように感じた感覚は、

学校の部活や習い事の指導と、
家族との日常での関わりは全く違うもの

まさに「環境の違い」だったのだと思います。

その環境の違いに気づけないまま、
“ 指導 ” を日常に取り入れようとしたことが、
更なる悪化へ向かう「すれ違いのはじまり」になってしまいました。

いま振り返ってみるとあの頃の状況がよく理解できるようになりました。

これは、我が家の愛犬の場合であって、
指導に近い関わり方が “楽しい”と感じるコも
いるのかも知れません。
愛犬の様子を汲み取った関わり方の見極めに
我が家の話が参考になったら嬉しいです。

愛犬にとって安心な環境を考えた

我が家が住む自宅周りは、狭い住宅地です。
せめて、静かな環境だったらよかったのですが、
朝晩は狭い道幅に車、自転車、バイク、そして人が多く通る環境でした。

怖がりな愛犬は常にドキドキした散歩になっていたのかも知れないと
想像できるようになったことで、突然視界にはいるもの
反応が増えたことも理解が出来ました。

ドキドキするお化け屋敷で
突然現れた何かに声をあげてしまう。
そんなイメージが想像できたのです。

迎い入れたときから怖がりだと感じていた愛犬に
寄り添った配慮ができていたら
酷く困る事にはならなかったかも知れないと感じています。

愛犬の立場になって想像できる捉え方に変わって
見えてくるものがたくさんありました。

そこに気付けないまま
一生懸命に横について歩くことを教えても
苦手や不安でそれどころじゃない。

科学をベースにおやつを使ったその方法だけで試しても
根本解決に至らず。

爆吠えや落ち着かない様子が
なかなか消えなかったことが腑に落ちたのです。

改善に向けて効果があったこと
広くて安心な場所へ散歩コースを変え、
苦手な対象とは余裕(距離)をもった状況を作り、完全回避を積み重ねました。

すると愛犬は常に安心安全な環境で過ごせるようになり、
何かに警戒する必要がなくなったのだと感じています。

その結果、ちょっとしたことに大きく反応することが
明らかに減っていったのです。

お散歩が “ 共に ” 楽しいものになったことで、困った行動も自然と減っていく。
それは不思議な魔法ではなく、とても納得のいく「解決への糸口」でした。

犬の散歩がうまくいかないと、
「しつけが足りないのかな」
「私の関わり方が悪いのかな」
と悩んでしまうことがあります。

でも、愛犬の行動は、わがままではなく、
不安や怖さを伝えるサインだったのかもしれません。

我が家は、横について歩かせることよりも、
まず安心して歩ける環境を整えることから、
少しずつ散歩が変わっていきました。

我が家が行ったお散歩に関する捉え方や配慮について、もう少し深く
犬の困った行動は散歩不足?愛犬を満たすのは散歩だけではないと気づいた話
に記しています。

この記事が、同じようにお散歩で悩んでいる飼い主さんにとって、
愛犬の様子を見つめ直す小さなきっかけになれば嬉しいです。

ぼくたちにとって安心ってすっごく大事なんだ

気づいてくれたママの信頼度1up✨️!やったね!

この記事は、いち飼い主としての私の体験談を、私自身の主観で綴ったものです。
特定の方法や取り組みを否定したり、誰かを責める意図はありません。
ひとつの体験談として、参考にしていただけたら幸いです。

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