「ちゃんと伝えているつもり」だった|あめと鞭で悪化した我が家の失敗と気づき

経験談

あめと鞭 あめとあめなし あめだらけ
今回は、あめと鞭のトレーニング経験を
記録として残しておこうと思います✍️
我が家の経験、そして私の主観ではありますが、
誰かの小さなヒントや解決の糸口になりますように。

我が家の経験からみえたこと

あめと鞭、言葉を言い換えると
褒めると叱る
YESとNO

はっきり使い分けて伝えてく。

当時の私は、
「分かりやすく伝えることが大切なんだ」
そう信じていました。

でも今振り返ると
「いいね!」を伝えるよりも、
「ダメ!」をどう伝えるかの方が
はるかに難しいと言うことを、あの頃は
理解できていなかったのだと思います。

特に重要だったのは、
飼い主が「叱ったこと」を、
愛犬がどう受け取っていたのか?

という視点でした。

ビックリさせるような伝え方や、
嫌悪刺激による伝え方は、
確かにその場では
パッと行動が止まることがありました。

けれどそれは、本当に――

「この行動をすると叱られるからやめよう」
と理解できていたのでしょうか。

それとも
「この行動をすると構ってもらえる」
と受け取っていたのでしょうか。

あるいは、
嫌悪刺激を避けようとして
何をすれば正解なのか分からなくなり、
結果として
行動すること自体を
減らしてしまっていたのかもしれません。

その状態を
従順になった」と受け取っていたのだとしたら、
それは、間違った捉え方だったのではないか――

そう気づいたとき、
それまでの出来事が
一本の線でつながった感覚がありました。

当時お世話になっていたコミュニティの中で、
愛犬が何を考えているのか分からない
そんな声を、何度か耳にした記憶があります。

捉え方が少し違うだけで、
愛犬と飼い主のあいだに
すれ違いが生まれてしまうこともある。

今の私は、
そう感じています。

行動を減らす、以外の選択

そして、我が家の愛犬の場合は
「行動を減らす」以外の選択をしました。

必死に
「そうじゃない!!分かってほしい!!」
そんな思いを
吠えや突進、そして時には強い行動として
伝えようとするようになったのです。

振り返れば、
根本に気づき向き合い方を変えるまでの時間は、
愛犬にとっても、飼い主である自分にとっても、
本当に苦しい時間だったと思います。

これまでの経験を振り返ると
悪化のリスクが非常に高かったと感じています。
だから今の私は、
当時の自分にはこの方法をすすめない
そう思っています。

悪化は、行動だけではなかった

悪化には
困った行動の悪化だけでなく
飼い主との関係性も、人間に対する印象にも
少しずつ影響を受けていたように思います。

一度悪化してからの
改善にかかる時間や労力を考えると、
どんなに手間がかかっても
ポジティブな関わりをベースのしたトレーニングが
すすめられる理由が、今はよく分かります。

我が家の愛犬の困った行動は
“無駄吠え”や“わがまま”ではありませんでした。
不安や分からなさから来る行動に対して、
この方法を続けた結果、
問題は解決せず、
形を変えて困った行動が増え
飼い主との関係にも溝が深まっていったのです。

愛犬は「困っていた」

人間社会の中で分からないこと、
不安に思うようなことが多く
愛犬は困っていたのだと知った今は

愛犬が発していた
「困っているよ」というサインを
汲み取れなかったことで、
結果的に
問題と思うような行動をするようになった。

そこに対して
「吠えちゃダメ!」
「勝手はダメ!」
と伝えていた当時の私は、
さらに愛犬を困惑させていたのかもしれません。

専門家がしてくれた例えばなし。

ある専門家の方が、
こんなたとえ話をしてくれました。

日頃は優しくて明るい職場の上司が
時々、突然不機嫌になったり、
理由も説明も解決策もないまま
失敗を厳しく叱ってくる。

普段は穏やかなはずなのに、
「今日は大丈夫かな」
「また怒られるかもしれない」と
上司の機嫌をうかがいながら、
失敗を恐れて働く環境だったら。
心から信頼し、頼れるかしら?

たとえ10回のうち9回が
穏やかで問題のない時間だったとしても、
たった1回の
とても嫌な経験の方が
強く心に残ってしまいませんか?

もしその上司から
食事に誘われたら?
親しくなりたい?
信頼できる?
心から頼れるかしら?

このお話を自分事として想像できたことで
心から頼れる飼い主の関わり方”について
理解が深まりました。

あめと鞭の効果を振り返って

道具を使用した嫌悪刺激については
私自身の実体験と、
見聞きしてきたことから
“合図”として受け取れるコは
少ないのではないかと感じています。

言葉や態度、指差しといった
嫌悪的な関わり方も
今の私はおすすめできないと感じています。

トレーニング中はうまくいくのに、
日常ではうまくいかない。
トレーナーさんがリードを持つとできるのに、
私だとできない。

そんな日々の中で、
「自分の指示が下手だから」
「自分がうまくリードできないから」
そう思い込んで、必死に練習していました。

でも振り返ると、
愛犬にとって楽しいはずの散歩が
一方通行で必死な時間になっていたことも、
悪化につながる一因だったのかもしれません。

では、現在は叱らない育て方なのか?

捉え方が変わり、
愛犬に合った環境を整えるようになってから、
「叱る必要がある」と感じる場面は
ほとんどなくなりました。

不安や苦手が原因の行動に対して、
叱る・罰・嫌悪刺激は
私はおすすめしません。

ただ、
十分な信頼関係がある中で
状況によっては「伝える」という意味で
叱りが必要な場面もあるのかもしれない。
今はそう考えています。

大切なのは、
愛犬がどう受け取り、
どう学習したのかを観察し続けること。

それができていれば、
大きな問題にはなりにくいのではないか。
そんなふうに思っています。

トレーニングはその時だけ頑張る!ことができちゃうんだ

毎日楽しい散歩ができるのがいちばん!

この記事は、いち飼い主としての私の体験談と主観で書いています。
特定の方法や取り組みを否定したり、誰かを責める意図はありません。
ひとつの体験談として受け取ってもらえたら幸いです。

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