「ハーネスで伝わるの?」愛犬の吠え改善で気づいた“指示する”より大切なこと

犬育て

※この記事では、我が家で実際に使用した商品を中心に、アフィリエイトリンクを掲載しています。

愛犬の吠えや突進を止めたくて、私は、スリップリードなら愛犬に合図が伝わりやすいのだと信じて使用していました。
けれど我が家では、改善するどころか、愛犬の不安や緊張をさらに強める結果になってしまったのです。
その後出会った専門家の方からすすめられ、首輪からハーネスへ。

最初は「首への合図がなくなったら、どうやって伝えるの?」と戸惑いました。

けれど、ハーネスへ変えたことで見直したのは、犬具だけではありませんでした。
愛犬を変えようとするのではなく、愛犬が困らずに済む方法を考える。

その捉え方の変化が、我が家の吠えや突進を根本から見直すことにつながり、失いかけていた信頼関係も、少しずつ取り戻せてきたように感じています。

この記事では、我が家がハーネスへ変えた理由と、実際に使ってきた犬具についてまとめています。

スリップリードでの合図が必要だと信じていた頃

以前の我が家では、散歩中に他犬と目が合うと、激しく吠えたり、勢いよく前へ突進したりすることがよくありました。

そんな時の私は愛犬を止めなければと思い、リードを短く持ち、こちらへ強く引き戻していたのです。

愛犬が前へ出ようとする。
私は後ろへ引き戻す。

いつの間にか、愛犬と引っ張り合うことが当たり前な日常の散歩になっていたのです。

その頃の私は、首に圧がかかるスリップリードも、愛犬に分かりやすく合図を伝えるために有効な道具なのだと信じていました。

正しく合図を出せば、愛犬にも伝わる。飼い主の指示を聞けるようになれば、吠えや突進も改善する。

そう思っていたのです。

けれど、改善したくて始めたトレーニングで、我が家の愛犬の行動はさらに悪化していきました。

当時の愛犬に起きていたことや、トレーニングを通して感じたことについては、
こちらの記事に詳しく書いています。
犬の吠えを改善したくて始めたトレーニングで悪化した我が家の失敗談

今振り返ると、愛犬にとっては、苦手な環境の中、体にも嫌な感覚が何度も加わる状況になっていたことは悪化の要因になっていたのかもしれません。

「ハーネスで、どうやって教えるの?」

その後、ポジティブなトレーニング方法を取り入れている専門家の方々に出会い、ハーネスをすすめられました。

けれど、当時の私は、

「ハーネスで、どうやって教えるの?」
「首に合図を出さなくても、本当に伝わるの?」

と少し不安に感じていたのを覚えています。

それまでの私は、犬には飼い主がしっかり教え、
間違った行動を止める必要があると思っていたからです。

私自身、見た目がすっきりとしていて、洋服にも合わせやすい首輪の方が好きでした。

けれど、愛犬が感じている世界を想像するようになるにつれ、犬具に対する捉え方も少しずつ変わっていったのです。

ハーネスに変えて、私の関わり方も変わった

ハーネスに変えて見直したのは、吠えたときの止め方ではありませんでした。

「愛犬が吠えなくて済む距離は、どのくらいかな」
「どんな環境なら落ち着いて歩けるかな」
「今は近づかず、離れた方がよいかな」

愛犬へ合図を伝えることよりも、愛犬が困らなくて済む方法を考えるようになったのです。

変わったのは犬具だけではなく、愛犬を変えようとしていた私自身の関わり方だったのだと思います。

愛犬を指示で動かすことばかり考えていた頃は、吠えや突進を「止めなければいけない行動」として見ていました。

けれど今は、その行動の前に、

「怖いのかな」
「近すぎるのかな」
「疲れているのかな」

と考えるようになりました。

飼い主の私が困っていた行動は、実は愛犬自身が困っている姿だった。

我が家の場合、これに気づけたことが、改善へ向かう大きな一歩だったように感じています。

首輪よりハーネスが正解、ということではありません

首輪を使うこと自体が悪いとは思っていません。

頭を通すことや体を触られることが苦手で、ハーネスの装着が難しいコもいます。

そのコによって、できることも、苦手なことも違います。

首輪よりハーネスが正解なのではなく、今の愛犬が無理なく使えて、安心と安全を守れる犬具を選ぶことが大切なのだと思います。

また、我が家の吠えや突進が、ハーネスへ変えただけで改善したわけでもありません。

我が家にとってハーネスへの変更は、愛犬への配慮や環境を見直した中のひとつでした。

散歩する場所を変える。
苦手なものとの距離を取る。
疲れている日は無理をしない。
安心して休める時間を増やす。
装着するときの愛犬の気持ちも置き去りにしない。

愛犬が嫌だと感じるかもしれないことをひとつずつ見直していく。

そうした小さな積み重ねの中で、以前より落ち着いて歩ける時間も、少しずつ増えていきました。

ハーネスを見た目だけで選ばなくなった

それまで我が家にも、いくつかのハーネスを持っていました。

選ぶときに重視していたのは、おしゃれでかわいいこと。

洋服と合わせやすく、飼い主である私が気に入るデザインであることでした。

けれど、犬の体や歩き方について知る中で、ハーネスは見た目だけでなく、愛犬の体の動きや装着するときの負担も考えて選びたいと思うようになりました。

今の我が家ではハーネスを選ぶときには、主に次のような点を確認しています。

・前脚や肩を動かしやすいか
・首や気管の周辺に負担が集中しにくい形か
・脇に擦れたり、体の動きを妨げたりしないか
・愛犬の体型に合わせて調整できるか
・装着するときに愛犬へ大きな負担がかからないか

特に気になったのが、前脚や肩まわりの動きです。

ハーネスのベルトが肩の動く部分にかかっていると、歩くたびに愛犬の自然な動きを妨げてしまうことがあるかもしれません。

それは人で考えると、肩まわりが窮屈な、体に合わない洋服を着たまま歩いているようなもの。

そう考えると、私にもイメージしやすくなりました。

一度の散歩では小さな違和感に見えても、毎日のこととなれば、愛犬にとっては小さな負担が積み重なっていく可能性を考えたり。そんなとっても小さな配慮が安心や安全に繋がるのかも知れません。

そこで我が家では、胸元がY字に見え、前脚や肩の動きをできるだけ妨げにくい形のハーネスに着目するようになりました。

愛犬が歩くたびに感じているかもしれない小さな負担を減らすことも、心地よく過ごすための土台のひとつだと思っています。

我が家が愛用してきたDOG Copenhagenの犬具

そうして我が家が選んだのが、DOG Copenhagenのハーネスとリードでした。

体の動かしやすさだけでなく、愛犬の体型に合わせて調整できることや、装着するときの負担にも配慮しやすかったことが、長く使い続けてきた理由です。

ハーネスを使って感じた良かったところ

我が家がDOG Copenhagenのハーネスを使って感じた良かったところは、
胸元がY字に見え、前脚や肩を動かしやすそうだったことです。

首の前側へ力が集中しにくく、愛犬の体型に合わせて細かく調整できました。
我が家の愛犬は脚が短い犬種なので、ハーネスの形やサイズによっては、脚が抜けないか不安に感じることがあります。

その点、体型に合わせて細かく調整し、歩いているときの状態を確認しながら使えたことは、安心につながりました。

さらに、首まわりにも着脱できる金具が付いていたため、頭からハーネスを通したり、使用後に頭から抜いたりすることが苦手な愛犬にも配慮しやすくなりました。

体への負担だけでなく、脱着するときの小さな「イヤ」も減らせたことは、我が家にとって大きなポイントでした。

実際に歩く様子を確認しても大きくずれにくく、愛犬の体の動きと気持ちの両方を考えながら使えたことが、長く愛用してきた理由です。

一方で、体型や毛量によってフィット感は異なると思います。

調整できる箇所が複数あるため、最初は愛犬の体に合う位置を確認しながら、少しずつ調整しました。

我が家が購入したのは、5.5㎏ 4,8㎏の愛犬2頭共にXSサイズです。

すべてのコに合うとは限りませんが、

・頭からハーネスを通すことが苦手
・体型に合わせて細かく調整したい
・肩まわりの動かしやすさを大切にしたい

という場合には、選択肢のひとつになるかもしれません。

▶ 我が家が愛用してきたDOG Copenhagenのハーネスを確認する


長さを調整できるリードが橋渡しになった

ハーネスと一緒に使ってきたのが、
DOG Copenhagenの「Urban Freestyle Leash」リードです。

以前の私は、愛犬がいつ突進するか分からないことが怖くて、リードをいつも短く持っていました。

いきなりロングリードへ替える勇気はなかったため、まずは長さを調整できるリードを使い、周囲に人や犬がいない場所で、少しずつ余裕を持たせていきました。

Urban Freestyle Leashは、約115cmから最大約200cmまで長さを調整できます。

この長さを調整できるリードを使い、愛犬の様子と私自身の不安を確かめながら、少しずつ約2mまで伸ばしていきました。
リードに余裕ができることで、愛犬にも飼い主にも、動きや気持ちの余白が生まれたように感じます。

短く持ちたかった時期から、少しずつ愛犬との距離を広げられるようになるまで、1本のリードで対応できました。

いきなり理想の長さを目指すのではなく、愛犬の様子と、飼い主である私の不安の両方を確認しながら長さを変えられたことが、我が家には合っていました。

短いリードしか持てなかった私と愛犬にとって、次の段階へ進むための、よい橋渡しになってくれた犬具だったと思います。

場面に合わせて長さを調整できるリードを探している方は、こちらから仕様やサイズを確認できます。

▶ DOG Copenhagen Urban Freestyle Leashを確認する

突進が怖かった私が、どのようにリードを長くしていったのか。
その後、ロングリードを使う中で感じた愛犬の変化については、別の記事で詳しくまとめる予定です。

今の愛犬に合う犬具へ買い替えを考えています

現在、我が家では、ハーネスとリードの買い替えを考えています。

愛犬たちも年齢を重ね、以前とは体型や歩く速さが少しずつ変わってきました。

今まで使いやすかったものが、今の愛犬にも同じように合っているとは限りません。

最近、私自身も職場で首から下げている社員証のストラップを、以前より負担に感じることがあります。

軽いものでも、長い時間身につけていると、少しずつ重さや違和感を感じる。

その感覚は、愛犬にも同じようにあるのかもしれないと思うようになりました。

毎日の散歩で身につけるものだからこそ、

「今の愛犬にとって重くないかな」
「歩くときの負担になっていないかな」
「装着するときに無理をさせていないかな」

と、改めて考えてみたいと思っています。

これからは、体の動かしやすさや装着時の負担に加えて、より軽く、年齢を重ねた愛犬の体に負担の少ない犬具を探していきたいです。

実際に購入して使ってみたあとは、良かったところだけでなく、気になったところもこの記事に追記したいと思っています。

犬具を変えた先で、少しずつ取り戻してきたもの

以前の私は、愛犬へ正しく合図を伝え、指示を聞けるようにすることが、吠えや突進を改善する方法だと思っていました。

けれど、ハーネスへ変えたことをきっかけに考えるようになったのは、

「どうやって止めるか」ではなく、
「どうすれば困らずに済むか」ということでした。

ハーネスは、着けるだけで愛犬の行動を改善してくれる道具ではありません。

それでも、首への圧を使って愛犬を動かそうとする関わりから離れ、愛犬の体や気持ちを考えるきっかけをくれた犬具でした。

いきなり理想の形を目指さなくても、今の愛犬と、今の私にできるところから、ほんの少しずつ。

その小さな積み重ねの中で、愛犬との信頼関係も、以前とは違う形で少しずつ育て直せてきたように感じています。

突進が当たり前だったぼくたち。
でもこのあと、もっと長いリードで、歩く方向や距離を自分で選べるようになっていったんだ。

まるで自由に歩いているように感じたロングリードのお話は、また別の記事で詳しく書くみたい。

この記事は、いち飼い主としての私の体験談と主観で書いています。
特定の方法や取り組みを否定したり、誰かを責める意図はありません。
犬具の合う・合わないは、愛犬の体型や性格、健康状態、使用する環境によっても異なります。
ひとつの体験談として受け取ってもらえたら幸いです。

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