愛犬との暮らしの中で、私は何気なくおやつをあげていました。
嬉しそうに食べる姿が可愛くて、
おやつを渡す “ タイミング ” なんて、深く考えたことはなかったのです。
でも後になって、
そのタイミングによって愛犬の行動が少しずつ作られていくことを知りました。
犬の強い吠え・飛びつき・催促行動。その困った行動をしていたのは愛犬だけど、
その行動を育てていたのは、飼い主の私だったのかもしれません。
今回は、日常の小さな関わりで犬の行動が変わっていく仕組みを、
我が家の体験談を交えながら綴ります。
何気ない毎日が、行動を作っていた
おやつをあげるタイミングで犬の行動が変わる?
愛犬を迎えてからずっと、特に何も考えず美味しいおやつをあげていました。
嬉しそうにもぐもぐする姿を見ているだけで、ただただ幸せなんですよね。
仕事から帰宅したとき、
買い物から帰ったとき、
何か要求を感じたとき、
お手やお座り、上手に芸ができたとき。
そして、ママがひと息いれるとき。
わたしがおやつを与えるのはだいたいそんな時でした。
いつあげたらいいのかな? 漠然とした疑問を持ちつつも
おやつを差し出すその時のタイミングについて、考えたことなんてなかったです。
そのタイミングで学習が繰り返されて行動が習慣になっていく…
困った行動を作っていたのは、飼い主の私だったりするのです。
おやつは何か芸を教える時に使うもの。なんとなくの感覚でそう理解していたようなこと。
それが科学的根拠として行動の仕組みを知った時、
これはきっと無意識に…こじらせていたこともあっただろうな。
そんな風に思ったことを覚えています。

おやつだけに限らず、愛犬が喜ぶものすべてにおいて起こりうる
行動が増えていく仕組みについて。
犬を迎えるときに知れていたら、互いが暮らしやすくなる。
情報のupdateが広まるといいな。
そう私は感じています。
帰宅時の “ かわいい〜!” が吠えを強めていたかもしれない話
我が家のことで例えると、
仕事や買い物からの帰宅を察知すると、かわいい愛犬が
いつからか、わんわん!!と興奮しながら出迎えてくれるようになっていました。
その “わんわん“ の最中に飼い主が登場して、
「 はいはいはい、ただいま〜、うぅん♡、かわゆい、いい子ちゃんね〜 」
な〜んて声をかけながら帰宅して、冷蔵庫に手を伸ばし、美味しいおやつを出しちゃう私の行動。
お出迎えの時の興奮をどんどん増やしていた要因かも知れないのです。
そう考えたら行動を変えるのは、愛犬ではなく飼い主の方ね。ってことになりますね。笑
確かに、最初はただただかわいいだけだった。玄関でぴょんぴよん飛んで跳ねて喜んで。
それがいつしか激しい吠えに変わってしまったなんて。
なんでこんなに吠えるのか、当時の私は全く分からず
“ 無駄に吠えている ” そう思っていたのです。
愛犬の行動は、飼い主の私の関わり方から生まれていたのかもしれません。
愛犬が行動した後に得たものが “ 嬉しい ” と感じることであると、その行動はどんどん増えていく。
我が家の困った行動の原因はそんなことも多かったのです。
難しい専門用語で覚えなくても、
へ〜!そうなんだ!
そのくらいの理解でも、知らないよりいいのかな〜って感じてます。
我が家はどうやって “ 吠え” を減らしたか
飼い主の注目で吠える行動が定着した場面は、その学習を塗り替えました。
吠えたり飛んだり跳ねたりしていない時を見計らって、
関わりをもったり、おやつを差し出したりを繰り返し、新たな学習で塗り替えていく。
とても地味な作業を日常の中に溶け込ませてコツコツすることがコツ(*^^*)でした。
そして困った行動が減ってきた後に、別の行動を教えてあげることで解決。
帰宅後、玄関まで来た後は、私が関わってくれるまで
クッションの上で伏せて待っていてくれる様子が着実に増えていったのです。
素直でまっすぐで。なんてかわいいんだろうか。
そう思えるようになって、本当に良かったです。
ぴょんぴよん飛んで跳ねて喜んでくれる姿はかわいいので
悪いわけではないですよね。
その行動を、飼い主の私の関わり方次第で良くも悪くも変化させてしまうかも知れない。
その可能性を想像できていたら、大きな問題には発展しないのです。
我が家の場合、犬種的にも腰を労りたいこともあり、
人が帰宅すること自体、さほど気にしないよう、
更に穏やかな帰宅時間になるといいな。と思っているところです。
このように、
愛犬との共通言語を作るため、
こうしててほしいな〜を伝えるため、
ポジティブな関わりを構築するために
おやつはとっても有効なアイテムになりました。
困った行動を改善するための過程で、“ 吠えている時は無視 ”を繰り返すことには注意が必要です。
その内容については前回の投稿
「吠えを無視すればいずれ良くなる」は本当?消去バーストで後悔したこと で詳しく書いています。
我が家がたどり着いた「おやつ」の使い方

おやつは “ 行動を増やす ” アイテムだった
色々なタイプのトレーニングを、見て、聞いて、受けてきて
我が家の愛犬にとって “ おやつ ” は、その時の行動を強化する。(増やす)
褒める時の最強アイテムになりました。
そこを意識しておやつを使うと、本当に行動が変わることを実感できたのです。
だけどこの最強アイテムの使いどこは苦手なことへの対処には更に注意が必要で
不安や苦手が多かった上のコの場合は本当に難しい場面が多かったです。
おうちで取り組む時のおすすめは、
長く時間がかかりそうな、ひどく困った行動は一旦置いといて
小さな行動の変化から試してみて理解してひとつずつ解決していく。
小さなステップを踏んでみたことは、とっても理解が深まり、
今後の愛犬との生活に、役立つこと間違いなしです!
「食べない」から見えた愛犬の心の状態
我が家の愛犬は、おやついらなーい!そーいう事が時々ありました。
いらないのね〜!? そう言って深く考えたことなかったのですが。
怖がりな愛犬にとってこの状態は
食べないのではなく食べられる心境ではないのかも?
おやつを巡ってそんな捉え方ができるようになったことも、
困った行動の背景を知る為の術になり、
迎えたときから知っていたら良かったな〜と感じています。
そんな視点で捉えるようになったら愛犬の心の状態が理解でき、
対処してあげられるようになったことも、爆吠え改善の一つに繋がったのです。
行動を変えるためより、“ 伝えるため ”の一粒へ
ポジティブなトレーニングを開始して
“ 行動を変える為 ” たくさんの食べ物を使って必死に頑張った時期がありました。
ですが、現在の我が家では、
ありがとうね。
それ、いいね。
上手だね…。
すごいね。
そんな思いを伝える一粒に変わり、
その一粒を差し出すタイミングにだけ気をつけるように変化しました。
この変化で飼い主自身にも気持ちの余裕だでき、
実は、これが一番効果的! だったのです。
科学的根拠を基にしたトレーニングを知ったのに、
どうしても超えられない壁が現れて深堀りした結果、
ここに辿り着いたのです。

本当におもしろいですね。 犬育て (*^^*)

行動の仕組みを知ったママは、指示をすることより工夫することに変わったよね

行動の仕組みって人も同じなんだて。そう考えたら、相手の行動を変えるって少し違和感があるよね。
この記事は、いち飼い主としての我が家の体験談と主観をもとに書いています。
吠える理由や困った行動の背景は本当にさまざまで、
愛犬の気質や環境、その時の心の状態によっても大きく変わると感じています。
今回のお話も、
あくまで我が家で経験したひとつの例として受け取っていただけたら嬉しいです。
過去、我が家では、
「従わせる」「諦めさせる」方向で進めた関わりが、
一時的には落ち着いたように見えても、
後になって強い行動として現れてしまった経験が何度もありました。
だからこそ、困った行動が大きくなる前に、
愛犬の気持ちや背景を一緒に見てくれる専門家の方を頼ること、
そして、日常の中で予防していくことは、とても大切だと感じています。



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